トイレのDIYやリフォームを計画する上で、より正確な情報が必要になった時、頭の中のイメージ図だけでなく、実際の「配管図(給排水設備図)」を確認したいと考える方もいるでしょう。自宅の正確な配管図は、どこで手に入れることができるのでしょうか。まず、最も確実な方法は、住宅を購入または建築した際に受け取っているはずの「設計図書(竣工図)」を確認することです。この分厚いファイルの中には、建物の構造図や電気配線図などと共に、「給排水設備図」や「衛生設備図」といった名称で、配管の経路や管径、設備の仕様などが詳細に記載されています。戸建ての場合は、住宅メーカーや工務店から受け取った書類一式を、マンションの場合は、デベロッパーからの引き渡し書類や、管理組合が保管している竣工図書のコピーを閲覧することで確認できる場合があります。しかし、中古物件を購入した場合や、書類を紛失してしまった場合は、これらの図面が手元にないことも少なくありません。また、図面があったとしても、その後のリフォームなどで配管が変更されている可能性もあります。そのような場合に、現状の配管状況を確認する方法としては、専門家による「現地調査」が最も確実です。リフォーム会社や、水道設備の専門業者に依頼すれば、床下や壁の中を点検口から確認したり、場合によってはファイバースコープなどを使って、現在の配管の正確な位置や状態を調査してくれます。ただし、DIYで便器を交換するレベルであれば、必ずしも詳細な図面が必要なわけではありません。多くの場合、自分でメジャーを使って、「床排水か壁排水かの確認」「排水芯または排水高の測定」「止水栓の位置と種類の確認」といった、目視と実測による情報収集で、十分に事足ります。注意点として、マンションの共用部分である「排水立て管」や「通気管」などに関わるような大規模なリフォームを行う場合は、必ず管理組合の許可が必要となります。勝手な配管変更は、建物全体の排水機能に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、絶対に避けなければなりません。まずは、自分で確認できる範囲の情報収集から始め、より専門的な情報が必要な場合は、適切な専門家や管理者に相談することが重要です。
トイレの配管図、自宅の図面を確認する方法と注意点